前回に引き続き、マッサージについてのお話になります。

2.マッサージには血行促進以外の育毛効果はあるのか?

薄毛に対してマッサージそのモノが根本解決にはならなくとも、何か髪の毛にいい効果があるのではないか?

と考える人もいると思います。

そこで「マッサージ」について簡単に調べてみました。

マッサージの効果については科学的に未だハッキリと証明されていないんです。

その中でも信頼できる情報を取り上げて言うと、リラックス効果というものがあります。

マッサージで体に人の手が直接触れる事によって

「愛と幸せのホルモン」と呼ばれるオキシトシンが脳内で増加するというものです。

これは実際に医学的に観測されています。

それによってリラックスして気分が良くなるんです。

だから「疲れが取れる!」であるとか「痛みが和らぐ!」というのは

このリラックス効果が体に及ぼす、精神的ケアによるものと言われています。

そこでこのリラックス効果が髪の毛に直接影響を与えるのかといえば…

それはほぼ無いといえます。

リラックスすることによりストレスが緩和されて薄毛を予防するという考え方もありますが、

ストレスが原因といわれる脱毛症であれば可能性はあります。

AGA(男性型脱毛症)の場合はストレスが無関係であるため効果は無いでしょう。

どんなにストレスまみれの生活を送っている人だったとしても髪がフサフサな人はフサフサです。

過去に円形脱毛症はストレスが原因と言われてきましたが、

現在では自己免疫機能の過剰反応だということが分かってきています。

よってストレスの「ある・ない」に関わらず、円形脱毛症は現れます。

ストレスが引き金となって免疫機能の異常が起きたケースもあるので、

いかにストレスが体にとって悪い影響を与えるものなのかわかりますね。

円形脱毛症が発症する割合は人口全体の約1%~2%です。

AGA(男性型脱毛症)は40代男性で約32%、50代男性で約44%、60代男性で約51%、70代男性で約61%です。

最終的には6割以上がAGAになってしまうんです。

そしてAGAには医学的根拠のある解決方法や、予防方法があるので安心して下さい。

ネットでよく見る、「ストレスが原因で薄毛になる!」という文言はあまり気にしないようにしてください。

ストレスが原因で脱毛する人は1%~2%です。

結論、マッサージそのものに血行促進以外、癒す効果・緊張を和らげる効果が得られても

髪の毛には直接影響が無いということですね。

3.マッサージは薄毛に逆効果?!

を次回はお伝えいたします。