食生活における健康への影響

みなさんは動物性たんぱく質を摂りすぎていませんか?

現代の日本人は知らず知らずのうちに肉や魚などの動物性たんぱく質を必要量の何倍も食べている人が増えました。

終戦直後の貧困時代を経過し徐々に経済が復興し始めたころ、食生活にも大きく変化が見られるようになった。

一般家庭の食卓にも日常的に肉や魚が登場し始めたのです。

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当時の厚生省の生活指導にも、一日に動物性たんぱく質が80グラム以上必要であると強調された。

一般にも欧米のライフスタイルが普及するにつれ、「米飯主食の場合はたんぱく質が不足し健康によくない、もっと肉や魚を摂るべき」と信じられるようになってしまった。

ところがその頃、アメリカでは食生活に関する詳細な研究が政府主導のもとに進められるようになった。そして結果は肉などの動物性たんぱく質の摂りすぎと野菜類の不足が成人病の原因であると判明されたのです。

皮肉にも日本とアメリカの食への考え方が入れ替わりました。

食生活と髪の毛の関係

髪はたんぱく質そのものであり、これを健やかに保つには当然、栄養源としてのたんぱく質を絶対に必要とする。

しかし動物性たんぱく質の摂りすぎにより、血液の質や循環を低下させるなどは抜け毛を進行させてしまう原因となる。

体と心は大きく関わっていて、肉体に不都合が起きると精神的苦痛が調子を狂わせ、結果病となる。

同様に偏った食事はいつしか偏った健康状態を作り出してしまう。

このように生き物は食べるものによって生命を成り立たせているからには、食習慣が心身の状態を決定づける大きな要因なのであり、髪にとっても栄養バランスこそが極めて重要であることを肝に銘じるべきでしょう。

食生活のバランス

最近でこそ肉や魚の摂りすぎを危ぶむ風潮も見られるようになりましたが、まだ一部には人間にとって肉こそが最良のたんぱく源であるとの意見も根強く残っている。

動物性たんぱく質を考えるときに、そのアミノ酸バランスの良さもさることながら、最も重要なのは「食べ過ぎない事」である。

みなさんも普段の食生活を少し見直してみてはいかがでしょうか。