毛髪とは何なのか、何のために在るのか、どのようにして生まれてくるのか?

あなたは考えた事があったでしょうか?

自然界における生物のうち、頭部にだけしっかり毛が生え揃っているのは人間だけではないだろうか。

スズメやカラスなどの鳥類は全身が羽根で覆われていたり、ヘビやワニなどの爬虫類は全身がウロコで覆われていたり、犬や猫や猿などの人間と同じ哺乳類でさえ全身が毛で覆われている。

ある研究者の説によれば、人間の始祖は全身が剛毛に覆われていたが、体温を下げるために進化の過程で頭部を除いた体毛を失ってきたと考えられている。

医学的な説によれば、人体において最も重要な脳を保護するため、毛髪は頭部を包むクッションの役割があると考えられている。

しかし現代社会の生活の中で、薄毛に悩む人と薄毛に悩まない人が分かれて存在している。これはいずれの説にも当てはまらず、毛髪の役割における謎が深みを増すばかりである。

毛髪は皮膚から生まれるが、ほかに爪や歯も皮膚から生まれる。つまり毛髪も爪と同様に皮膚細胞が分裂し、変化したものであるといえる。

我々が細胞分裂と聞けば、遺伝子を基にひとつの細胞が単純に分裂して増殖するものとして知られているが、色々な形に変化し進化を遂げながら細胞分裂するものがあるのはあまり知られていないのではないだろうか。

まず妊娠2ヵ月前後の胎児の皮膚にくぼみが現れ、表皮の細胞分裂によってくぼみが徐々に深くなる。これを毛芽といい、その下へ線維芽細胞が集まり、細胞の集合体となる。
これが急激に成長し、徐々に毛の組織に変化しながら毛包を形成する。
毛包には毛乳頭が形成され、さらに毛乳頭を囲む毛母細胞が細胞増殖を繰り返す。増殖する細胞は水分をなくしながら角化し、毛髪となって伸びていく。
これらを見ると、毛乳頭こそが毛髪の親ともいえるような存在である。一般に毛根と呼んでいるのは、この毛母細胞が増殖し角化を終えるまでの部分を指している。

毛包はおびただしいほどの毛細血管と末梢神経に囲まれており、毛髪を作り出すという事は非常に繊細であり、多くのエネルギーを必要とする人体組織の成長だといえる。
このようなしくみをわずかな一部分だけ見ても、人間の誕生から成長する過程においてはとても神秘的なものである。

毛髪とは何なのか、何のために在るのか、どのようにして生まれてくるのか ?

これからの時代は医療の進化と共に、人体について今後ますます科学が進歩し、様々な問題が解明されていくに違いないが、それと比例するように未知なるものには仮説が立てられ、謎はどんどん増え続けていくのかもしれない。

広島発毛研究所ではリラ鍼灸整骨院も併設しており、腰痛・膝痛・肩の痛み・首の痛み・産後の骨盤矯正・EMS筋トレ・O脚矯正などのお悩みの患者様も多く来院されています。

リラ鍼灸整骨院HP→https://sscompany.co.jp/