今回が4つのテーマでお伝えする最後の内容になります。
4.なぜ「マッサージに育毛効果がある」と言われ続けるのか?
何故、マッサージに育毛効果があると言われるのか、言われ始めてしまったのか。
それは大きく分けて三つの理由があります。
まず一つ目は「すぐできる!」という事です。
薄毛が気になり始めたばかりの方やそんなに知識がないという方は
できるだけ手軽な方法で改善させたいと、まず思いますよね。
お金もかからず自分の手でマッサージをしてみて、そして改善すれば良いと考える方が大半いるわけです。
これまでお伝えしてきた内容で分かるように、現実はそうウマくいかないんです。
例えば、テレビは視聴率がとても大事ですよね?
「薄毛の治療について特番を組みましょう!」というテーマで放送する場合、
大衆の注目を集めなければならないわけですから
「大衆が簡単に手にできる事」「難しくても効果的な事」などの番宣に繋がるんです。
視聴率が上がればスポンサーも喜びますからね。
これはネットの情報も同じで、アクセス数が収益に比例するのですから
広告を出すにしても多くのアクセスを集めたいわけです。
結果、大衆を惹きつける注目ワードとして使われてしまっているという事です。
二つ目は「何だか良さそう!」というイメージです。
育毛剤を散布する、または塗布する。頭皮に触れる、適当にマッサージする。
などこれらは何かしているという体感があるわけです。
毛穴に皮脂が詰まっている。頭皮が汚れている。これらはこれまでにお伝えした話でAGAに全く無関係ですよね。
つまりマッサージすることで何か体に影響を及ぼすだろうと錯覚してしまっています。
全てのマッサージが悪いわけではありませんが、
イメージの問題が強くて、根本改善にはならないということを理解しておかなければならない。
三つ目は「過去の育毛サロンが植えつけたイメージ!」です。
昔は育毛についての研究もあまり詳しく解明されておらず、
情報も曖昧でテレビやラジオなどのマスメディアに頼るしかありませんでした。
1990年代から2000年もの間には多くのサロンが登場、育毛サロンはどんどん進化。
フィナステリド(薬)は1997年に海外で作られ、日本で広まったのは2003年頃といわれています。
それまで育毛は頭皮に直接何かするモノという概念が強かったと思います。
当初はAGAという言葉も無かったですからね。
結論、頭皮マッサージの育毛効果というのは古い育毛業界が流してしまっていた
誤情報が混同している。という事です。
現代社会に飛び交う情報の中で、正しいモノや優良なモノを見定める力は必要で、
薄毛の悩みを抱えている人が多く存在するのも確かです。
そんな人たちの助けに少しでもなればという思いでお伝えさせていただきました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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